バブル崩壊の考察 -緩やかな崩壊-

2008年09月28日 16:22

ここ一ヵ月くらい、土日祝日に時間を作っては、
都心の不動産賃貸物件見学に出かけている。
主な出かけ先は青山、麻布、六本木エリアだ。
なぜかというと、会社の成長で事務所が手狭になってきているのと、
個人的にも近場で引っ越しを考えているからだ。
どこも自宅から徒歩圏内なので、だいたい3時間もあればかなり見れる。

ちょっと前までは港区等都心の不動産価値は高騰し続け、
仮にバブルが崩壊しても都心だけは不動産価値が下がらないとまで言われていたが、
不動産・金融系のバブルが半年間の間に一気に崩壊し、
現状は思っていたより厳しいようだ。

企業向けテナントは空きや募集が目立ってきているし、
昨日、見学にいった西麻布の高級マンションなんかは、
急に2組も契約解除したらしく、
礼金0ヵ月/一ヵ月間フリーレント/家賃値引き
なんていうキャンペーンまでやっていた。
2年換算で計算してみたが、正直かなりお得だった。
六本木ヒルズから徒歩10分だし、元リーマンの方が住んでおられたのだろうか。。。?
いや、そうに違いない。。。
麻布エリアは外資系金融マンの巣窟でもあるし、
六本木ヒルズのオフィスに出社していた社員は約1,300人いたのだから、
近隣の賃貸不動産にもかなり影響はあるはずだ。

17年前のバブル崩壊を現場で目の当たりにしている母親にも聞いてみたが、
今回のバブル崩壊はグローバルで考えれば17年前のそれよりもショッキングだそうだ。

ところで、僕が思うに17年前と今回のバブル崩壊には共通して下記の予兆があった。

・地価高騰(17年前は全体的、今回は極地的)
・高級車が増える(17年前はフェラーリ・ランボルやロールス、今回はアストン・マセ・ベントなど。)
・就職売り手市場(去年の就職は超売り手市場だった。)
・夜遊び系のお誘いが多くなる(パーティ等のお誘いが多くなる。ここ最近は減ってきた。)

今回の崩壊は緩やかなため、あまりバブル崩壊という表現は用いられていないが、
こういった条件下では、非常に気をつけなければいけないということを人生で2回も勉強させられた。

また、崩壊後の特徴には共通して以下の傾向があげられる。

・地価下落・住宅価格下落
・大手金融機関の破綻
・貸し剥がし・貸し渋り

さらに、現状ではまだ顕著に表れていないが17年前の崩壊後には上記以外に以下の傾向が見られた。

・メインバンク喪失
・海外からの事業撤退
・雇用抑制・就職氷河期
・労働者派遣・アウトソーシングの増加
・会社資産の売却
・保険会社破綻

17年前の崩壊の引き金であったのがメインバンクであるから、
さすがに今回はメインバンク喪失は考えにくいが、
それ以外の傾向に関しては緩やかに表面化する可能性があると考えてよい。

17年前のバブル崩壊後、日本経済がどういう末路をたどったか。
今回は17年前と何が違うのか。
17年前には存在しなかったITという情報革命がもたらす影響は何か。
そういった所を分析していくと今後10年の激動が見えてくる気がする。

コメント

うちの兄は六本木に住んでいるのですが、あっという間にジムにくる外国人が減った、空き部屋、空きテナントが増えたって言ってました。リーマンショックの大きさを物語ってますよね。確かに、ここ数年予兆はありましたけど、それが明確にこのような形でこの時期にきたってのは衝撃でした。何せ日本のバブル崩壊なんて母から聞くものの、実感はなかったですから。
今回のリーマンショックは自業自得だ!程度にしかだいたいの世論は突っ込んでいない様に見えますが、米金融界の今は、バブル崩壊時の日本金融界と見事に重なってるんですよね、体系的には。大和証券が住友銀行の系列入りして態勢を立て直し、山一証券は破綻し、そっくり同じ構図でメリルリンチをバンカメが買収し、リーマンは破綻したってゆー。。
日本のバブル崩壊について、米国はもっと真剣に学ぶべきでしたね。
この次に必ずくるバブルと崩壊の予兆はどうなるんでしょうね。こわいなぁ。。

長々と失礼しました!


投稿者:SAYAKA|2008年09月29日 01:55
コメント

30代前半までの世代にとっては、
仕事をしながらの初の景気後退から回復に向けてを
経験する事になるよね。
そういう意味では基調な経験になると思っています。

又、今回の件をみて思ったのは金融投資は
ファーストイン、クイックアウトが
大事なんだと改めて実感しました。
そういう意味ではリーマンはババを引いたって事だよね。
リーマンが損した60兆円、
代わりに誰が得したのか?


投稿者:R|2008年09月29日 13:13

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